THEME募集課題

課題番号 0014

デジタル原則に照らした規制の一括見直しプランへの対応に資する技術

2024年01月11日~2024年02月12日

募集終了

2024.01.11

インフラ維持管理のDX化を促進させたい


 デジタル庁は、令和4年6月3日にデジタル原則に照らした規制の一括見直しプランを公開しました。この一括見直しプランには「代表的なアナログ規制である7項目」として、「目視規制」、「実地監査規制」、「定期検査・点検規制」等が挙げられており、これら規制は令和4年7月からの3年間を集中改革期間として改革を進めるとしています。


表 代表的なアナログ規制

目視規制 人が現地に赴き、施設や設備、状況等が法令等が求める一定の基準に適合しているかどうかを、目視によって判定すること(検査・点検)や、実態・動向などを目視によって明確化すること(調査)、人・機関の行為が遵守すべき義務に違反していないかどうかや設備・施設の状態等について、一定期間、常時注目すること(巡視・見張り)を求めている規制
実地監査規制 人が現場に赴き、施設や設備、状況等が法令等が求める一定の基準に適合しているかどうかを、書類・建物等を確認することによって判定することを求めている規制
定期検査・点検規制 施設や設備、状況等が法令等が求める一定の基準に適合しているかどうかを、一定の期間に一定の頻度で判定すること(第三者検査・自主検査)や、実態・動向・量等を、一定の期間に一定の頻度で明確化すること(調査・測定)を求めている規制

※抜粋:参考資料4 別添1(別紙)デジタル原則に照らした規制の一括見直しプラン

 

 また、これを受け、国土交通省では、「デジタル社会の実現に向けた重点計画に基づく国土交通省における中長期計画」を発表しています。(リンク

 

 愛知道路コンセッション(株)は、道路整備特別措置法に基づき有料道路の運営を行う全国初の民間企業です。今までにも本活動を通じてデジタル化に資する技術の活用検討を積極的に進めてきました。

 

  
愛知アクセラレートフィールド🄬におけるこれまでのデジタル化に関する取組みの例


 我々は、今回のデジタル原則に照らした規制の一括見直しによる状況の変化を好機と考え、民間ならではの創意工夫でスピーディに対応し、インフラ維持管理の合理化と利用者へのサービス向上や安全性の向上に努めたいと思います。


 そこで、愛知アクセラレートフィールド🄬では、デジタル原則に照らした規制の一括見直しプランに対応するために、以下の技術について公募いたします。

  • 目視規制の見直しに対応が見込まれる技術
  • 実地監査規制の見直しに対応が見込まれる技術
  • 定期検査・点検規制の見直しに対応が見込まれる技術
  • オープンデータの活用を通じた維持管理のDX化に資する技術

 

【実証における制約条件】
 ご提案の内容により、個別に検討・設定させて頂きます。

 

【フィールド候補】
 室内試験:茨城県、前田建設工業(株)ICI総合センター施設内
 現場試験:愛知道路コンセッション(株)が運営している道路やパーキングエリア等
  ※応募者の状況に応じて、ヤードや開催時期の調整をさせていただきます。