THEMEエントリー募集中の課題

課題番号 0001

橋梁の痛み具合を安価に数値化

募集期間:2018年8月6日~2018年9月28日

募集終了

2018.08.06

エントリー募集は終了しました

ご応募頂きありがとうございました

 

支承の健全性を定量的に把握したい

橋梁の維持管理において、支承まわりの健全性評価は大切です。例えば下の写真のように、支承が錆ついてしまっている場合があります。このような時、支承が適切にスライドするか等、機能を定量的に把握したくなります。

 

錆ついている支承の例

錆ついている支承の例

 

現在は目視で判断

上記の要望を満足するには、センサで計測する方法があります。下の写真は、変位計を設置して橋脚と橋桁の相対的な変位を計測した例です。

 

センサを設置して変位を計測した例

センサを設置して変位を計測した例

 

しかし、センサで計測するとなると、支承部付近にセンサを設置するために高所作業車が必要になったり、計測のために電源が必要になったりします。これらの作業の安全対策のために、墜落防止措置や交通規制が必要になることも珍しくありません。

 

計測器にセンサのケーブルを結線している状況

計測器にセンサのケーブルを結線している状況

 

結局、費用や手続きの多さから、計測を行ってまで支承の機能を確認するのは現実的でなく、目視で健全性を判断しているのが現状です。

 

 

『構造物にセンサを設置せずに挙動を把握する技術』で課題を解決

以上より、構造物にセンサを設置せずに挙動を把握できる技術があれば、橋梁の痛み具合を安価に数値化できると考えられます。これにより、橋梁劣化診断の精度が向上し、より安心・安全なインフラ施設を地域住民のみなさまに提供することに繋がります。
そこで、以下の要件を満たす技術を募集します。

 

【募集技術の要件】

①支承部に近づくことなく挙動を把握できること

②半日程度、外部電源無しで計測できること

(1日の気温差で生じる橋梁の伸縮を計測することを想定)

 

中部国際空港連絡道路の橋梁を技術実証フィールドとして提供

 以下の橋梁を技術実証フィールドとして提供します。

 

【技術実証フィールド概要】

 名  称:セントレア大橋取付高架橋

 橋梁形式:(上り線) 鋼4径間連続非合成鈑桁橋

      (下り線) 鋼2径間連続非合成鈑桁橋

 橋  長:(上り線) 123m

      (下り線) 63m

 支  承:ゴム支承

 現地状況:・フェンスで囲まれた愛知道路コンセッション㈱の管理敷地内のため、交通規制を行うことなく技術実証を行うことが可能

      ・検証段階で外部電源が必要な場合、AC100Vの電源を使用することが可能

 制約条件:・構造物に傷をつける技術実証は不可

      ・橋梁上部(有料道路上)からの作業は不可



 

【現場の状況写真】

 

セントレア大橋取付高架橋

セントレア大橋取付高架橋

 

支承部の状況(ゴム支承)

支承部の状況(ゴム支承)

 

【技術実証フィールドの位置】