課題番号 0002
走行車両の乗り心地・安全性の改善
募集期間:2018年9月10日~2018年10月9日
募集終了
2018.09.10
エントリー募集は終了しました
ご応募頂きありがとうございました
路面の状態を適切に把握したい
道路を安全に走行する上で、日々変化する路面状態(特に舗装の状態)を適切に把握することはとても重要です。例えば下の写真のように、道路上にはひび割れやわだち掘れ、ポットホールなどの変状が発生します。これらの様な路面に生じる変状は、車両の通行に伴い発生するため、通行量や大型車両の割合によって左右されるため、定期的な状態把握が必要になります。また、こういった路面の変状は、道路を通行する利用者の皆様にとって直接、乗り心地や運転の快適性にも影響します。
路面にひび割れが発生している状況
現状は日々のパトロールによる目視確認
上記のような路面の変状をいち早く発見し、状態を把握するために一日数回パトロールによる巡視が行われています。下の写真のような巡回パトロール車を用いて日々の路面状況を巡視するパトロール隊は、路面変状をいち早く見つけるだけでなく、看板などの道路付属物に関する異変や法面の変状、落下物の対処など、多岐にわたり目視確認や対応を行っています。この様な中で路面に発生する変状は、上記の写真のように目視で簡単にわかるものだけではなく、利用者の皆様の安全性や乗り心地などに影響する軽微な変状についてもパトロール隊の感覚によって判断をしています。しかしながら、パトロール隊も隊員の個人差や当日の体調によって感じ方が異なることや、走行時の天候により隊員の感覚に影響します。
巡回パトロール車
『路面に生じる変状を簡易かつ定量的に評価する技術』で課題解決
以上のように、毎日のパトロールを実施する中で、変状の感知は隊員の感覚に頼る場面が多々あります。このような感覚による定性的な感知だけではなく、路面の変状を日々のパトロールの中で簡易的に計測して検出する技術があれば、日々変化する路面の状態を定量的に評価することができます。これにより、適切な道路管理に繋げることができるため、利用者の皆様に対して快適かつ安心、安全な道路サービスの提供に繋がります。
そこで、以下の要件を満たす技術を募集します。
コンクリート剥離の例
舗装のわだち・クラックの例
ポットホールの例
橋梁ジョイント部段差の例
【募集技術の要件】
①路面の変状(ひび割れやわだち掘れ、段差やポットホールなど)を定量的に計測、検出することができること
②毎日のパトロールの中で簡易的に計測・検出できること
③通常速度で走行しながら計測でき、道路規制などが生じないこと
ARCが監理する以下の有料道路を技術実証フィールドとして提供
以下の路線を技術実証フィールドとして提供します。
【技術実証フィールド概要】
路線名①:知多半島道路(路線延長20.9km)
路線名②:南知多道路(路線延長19.6km)
路線名③:知多横断道路(路線延長8.5km)
路線名④:猿投グリーンロード(路線延長13.1km)
【技術実証フィールドの位置】